ことばを贈る 

私には、いくつかお気に入りのブログがあって、
えらく読みやすい、とか言葉が美しいだとか、読んでいて楽しいとか、深く共感できるとか、
とにかく写真が綺麗だとか。

その中で、ある詩をとても素敵にブログの中で紹介されている方がいらして、
あまりにもその詩が気に入って。ぜひ、とお願いをしたら、快く了解をいただき、
私のブログにも来ていただきました♪

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『祝婚歌』   吉野 弘
 
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派過ぎないほうがいい
立派過ぎることは
長持ちしないことだと
気づいているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい

完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうち どちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気づいているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には色目を使わず
ゆったりゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そしてなぜ 胸が熱くなるのか
黙っていてもふたりには
わかるのであってほしい



肩の力が
ふっ、って軽くなるような気がしたんです。

頭の固い自分へ
もうすぐ結婚する大切な友人へ
いつも見守ってくれる大切な人へ

短い言葉で、いかに気持ちをわかりやすく伝えられるかに
最近凝ってるわたしは、「短歌クラス」に通ったりもしてて。

しょぼーい短歌を作っては、
自己満足だったけれど、

詩もえ〜もんやと、あらためて思ったのでした。
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